つらい感情を抱きしめる

物事のとらえ方や考え方は人それぞれ、怒ったり、悲しんだり、悔しがる、そうしたネガティブな不快感情も、私たちに備わっているごく自然な感情です。人は成長過程で安心感や・安全感を得て、不快感情をコントロールできるようになります。赤ちゃんが泣きだした時、お母さんに抱かれて安心感・安全感を得て泣きやむことを想像すると分かりやすいと思います。不快感情をもつこと自体を良くないことと考えて、感情を抑え込んでしまったり、我慢しすぎると、それがストレス因となってしまい、情緒不安定、不眠、動悸などの症状となって現れることもあります。

つらい状況を悲観的にとらえてしまっても、ひと呼吸おいて、少し違う角度から眺めてみると、問題解決への道が見えてくることがあります。すぐに解決への道が見えてこなくても、物事や問題の原因を自分に関連づけすぎないで上手に“スルー”するのもひとつのやり方だと思います。決断を急ぎ過ぎない、いったん保留にして、曖昧な状況やつらい感情を抱えることは、ストレス耐性を高めることにもつながっていくと思います。