小説「西の魔女が死んだ」学ぶ気持ちの切り替え方 1

10日間の連休を終えて日常生活が戻ってきました。家庭、学校、職場など、なにかと環境の変化が多い4月、GW目途になんとか切り抜けた方もいらっしゃったと思います(ここからは、7月まで祝日がなく、結構大変です)。

リフレッシュできた方、もう少し休みが欲しいと思った方、感じ方は人それぞれですが、特に4月に環境の変化があった方は、一気に疲れを感じる時期でもあります。また、環境の変化にまだ馴染みきれず、憂鬱な気分で連休明けを過ごしている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、転校先に馴染めなかった少女をテーマにした小説「西の魔女が死んだ」の一節をご紹介させていただきたいと思います。自分流の気持ちの切り替え方や気持ちの持ち方を見つける参考にしてください。

切り株の一つに腰をかけると、その気持ちがしんと落ち着いてきて、穏やかな平和な気分に満たされる。若い楠や栗の木、樺の木などが回りをぐるりと囲んでおり、まいはそこに座っていると、何かとても大事な、暖かな、ふわふわとしたかわいらしいものが、そのあたりに隠されているような気がした。小さな小鳥の胸毛を織り込んで編まれた、居心地のいい小さな小さな巣のようなもの「わたしはここが大好きだ」とまいは誰にともなく呟いた。

— 少しコメント!

主人公まいちゃんが、おばあちゃんの家の裏庭で「今ここ」の自然を満喫している場面です。小説の中ではここが「まいちゃんの居場所=マイサンクチャリー」となっており、まいちゃんは、心が動揺した時にこの居場所に来て心を落ち着かせます。

この文章のポイント(心理学的な視点からです)は「わたしはここが大好き」と言葉にするところです。皆さんも、「今ここ」の自分の感覚にしっくりする言葉が自然と出て来た時、まいちゃんのように言葉に出してみてください。

言葉で表現することで、感覚として漠然としていたものが、しっかりと私達の心と体に入り、「ああ、この感じ!」という体感が高まります。そしてこの体感を刻んでおくと、いつでもどこでも、マイサンクチャリーに居る時のような体感に戻れるようになります。ちょっとしたリラックス方法ですね。

つづく