治療法・各種検査まとめ

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栄養療法外来
(分子整合栄養医学)

この外来は完全予約制で、自費の診療です。 お電話にてお問い合わせの上、ご予約をお願いします。
相談、セカンドオピニオンのみでも結構です。 質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

「身体は栄養から作られている」

分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)は、この原点に立ち返って行う新たな医療分野で、安全かつ根本的な治療法です。様々な心身の症状や病気の原因は、身体を構成している細胞の機能障害です。
その障害を、細胞レベルで栄養生化学的観点から治療を行うのが栄養療法です。

栄養療法にて、腸内フローラの改善が、治療のキーポイントになることが多いです。腸内環境の不調は、精神障害、免疫力低下、慢性疲労(代謝悪化)、解毒力低下などに深い関係があります。腸内フローラの改善で、長期化したうつ病を改善、副腎疲労やアトピー症状、その他の様々な治療困難ケースを回復させる効果を認めています。
栄養療法は、腸内フローラの改善以外にも、解毒治療や抗炎症治療、ミトコンドリア機能改善、副腎機能の回復などを組み合わせて治療を行っています。

栄養療法外来開設の経緯

人間の身体は60兆個もの細胞から構成されており、細胞の働きに障害が発生すると身体に病的兆候が生じます。その細胞が正常に働くために、必要不可欠なのが栄養ですが、様々な要因により、細胞へ均等に必要量の栄養素が、バランス良く届いていないことから、心身の多様な病気に悩む人が増えています。北米やヨーロッパでは、半世紀前から細胞レベルでの栄養療法が研究され、発展してきています。最近になり、日本でもようやくその価値が認められるようになり、栄養療法を行う医療施設が徐々に広まりつつある状況です。

当院でも、従来の医療に加え、さらに様々な角度から医療を行い治療レベルを向上させ、皆様の健康増進や維持をサポートするためにお役に立ちたいと考え、栄養療法外来(オーソモレキュラー療法)を始めることに致しました。

栄養療法による治療目標

  • 食生活や生活スタイルの問題点を見出し、一人々に合った食事療法を提供する
  • 栄養欠損の補充、食事内容のアンバランスの補正
  • 消化吸収機能の改善、腸内環境を高める
  • デトックスをはかり、体内組織の炎症が起きにくい栄養環境を作る
  • 免疫力、抗酸化力を高め、糖化を予防し自然治癒力を向上させる
個々の細胞の新陳代謝を向上させ、免疫系、内分泌系(ホルモン)、神経系、内臓系など全身の組織を活性化させることで病的状態を修復し、質の高い心身の健康を獲得することが栄養療法の本来の目的です

治療プラン

まず血液、尿などの検査により、栄養状態の解析を行います。
 
日々の食生活や生活スタイルなどの問診表を記載して頂きます。
 
上記1、2のデータをもとに、各個人に合った食事や生活面でのコンサルティングを継続的に行う

(適宜、再検査も行い客観的なデータを元にコンサルティングに反映します)
 
病気や症状によっては、状態改善を促進するために、治療開始時よりサプリメントにて、不足している栄養素の十分な補充が必要になります。
但し、最も大切な事は、間違った食生活を改めること! 普段の食生活を改善しないままに、いくらサプリメントを用いても、効果は十分に期待できません。ご本人の治療意欲が大切です。他力本願では良くなりませんので一緒に頑張りましょう。

対象になる症状や病気

  • 疲れやすい体質 虚弱体質 風邪や口内炎になりやすい
  • 冷え性 肥満症 頭痛 めまい 食欲不振 味覚障害
  • 更年期障害、月経前症候群(PMS)
  • メタボリック症候群:高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症
  • アレルギー:花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
  • 膠原病など自己免疫疾患の予防や補完治療 癌の予防や癌治療の補完治療
  • 過敏性腸症候群 消化吸収障害 喘息 動脈硬化症(脳梗塞、心筋梗塞の予防)
  • メンタル系疾患:うつ病、パニック障害など不安障害、統合失調症
  • 低血糖症に伴う情緒不安

点滴療法

濃度ビタミンC点滴療法

内服薬では得られない飛躍的な効果を、高濃度ビタミンC点滴療法で得られます。点滴で血管から直接体内摂取することで、経口摂取に比べ、点滴はビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。 点滴の方がからだの隅々にビタミンCが行き渡りやすく、高い効果が期待できます。

●超高濃度ビタミンCの効果とは?

*免疫力促進作用 リンパ球を活性化 / 抗ウィルス作用のインターフェロンを活性化
*活性酸素の抑制 抗酸化力をアップ / がんの再発・転移を防ぐ
*疲労回復作用 酸化ストレス解消や副腎機能サポートにて即効的な疲労回復作用があります
*コラーゲンの増殖 美白、保湿力アップなど美容効果を認める / コラーゲンでがん細胞を包み転移を防ぐ

デトックス療法

デトックスの必要性

デトックス治療の主な目的は、食物や大気中、歯の金属の詰め物などを経由し、日本人の体内に蓄積していることが多い水銀や鉛、ヒ素、カドミウム、アルミニウムその他有害重金属のデトックス(解毒)です。

これらの有害重金属は、中枢神経障害、免疫異常、慢性炎症、発癌、慢性疲労、慢性アレルギー症状、慢性皮膚炎、その他の原因不明な症状を引き起こします。非常に毒性が強く、慢性の健康障害を招きますが、国内で行われる一般的な検査では蓄積していることを診断することが困難な医療状況があります。当院では、尿、血液、毛髪などによる総合的な有害重金属の検査を行っており、蓄積状態やご本人の排泄能力を把握したうえで治療を行っております。

さらに、当外来で用いるデトックスプログラムは、下記の様な有害化学物質カビ毒素などのデトックスも行え、これまでにない高機能なデトックス治療が可能です。
現代の日常生活に潜んでいる有害化学物質(殺虫剤、農薬、殺菌剤、プラスチック、洗剤、食品添加物、排気ガス、タイヤの粉塵etc)、カビ毒素(アフラトキシン、オクラトキシンetc)など多様な毒素を体内に蓄積している場合があり、化学物質過敏症の患者さんたちが増えています。

また、これらの毒素は、体内(細胞内)の炎症や損傷を招き、新陳代謝を阻害し、ミトコンドリア機能障害やDNAやRNAなどの遺伝子発現機序にも障害をもたらします。その結果、膠原病やアレルギー疾患など免疫異常疾患や慢性炎症疾患、ガンの発現、副腎疲労など慢性疲労性症状、うつ病や不安障害、強迫性障害、発達障害、認知症などの脳神経障害、金属アレルギー、化学物質過敏症など、様々な難治性疾患の発症に関係します。
これらの有害化学物質やカビ毒素の蓄積を知るための検査は、国内で行われる一般的な検査では困難なため、当院ではそれらを診断できる下記検査を行い、その上でデトックス治療を行っております。
(※有害有機化学物質暴露検査、尿中マイコトキシン検査の説明はホームページ検査項目を参照下さい。)

対象になる症状や病気

その結果、膠原病やアレルギー疾患など免疫異常疾患や慢性炎症疾患、ガンの発現、副腎疲労など慢性疲労性症状、うつ病や不安障害、強迫性障害、発達障害、認知症などの脳神経障害、金属アレルギー、化学物質過敏症など、様々な難治性疾患の発症に関係します。

デトックス治療について

これまで原因として見過ごされてきた、これらの有害な毒素をデトックスすることで根本的な治療を行っています。ハーブなどが主成分のサプリメントによるデトックスですが、リポソーム吸収解毒システムを用い治療効果を著しく高めています。従来の点滴治療が不要なため、通院する負担が少なく、身体へのダメージなども軽減され、自宅で「簡便」「安全」「有効」に水銀などの有害重金属のみならず、様々な体内の毒性物質を解毒治療することが可能になりました。

温熱治療

ヒーリング温熱セラピーで、リフレッシュとエネルギーアップをはかります!

遠赤外線のベッドと温熱器によって身体の芯までしっかりと熱を入れ、全身が温められることで、ゆったりとリラックスし、疲れ、ストレスから解放されます。

全身の細胞も活性化され、自律神経のバランスも整ってくるので、心も身体もエネルギーがアップします。

治療効果

  • 免疫力アップ(HSP(ヒートショックプロテイン)の作用促進)
  • 血行改善し、体の隅々まで酸素や栄養を行き渡らせます
  • 疲労回復、ストレス解消
    (リラックス効果)
  • 自律神経、ホルモンバランスの改善
  • 肩こり、冷え症、むくみ改善
  • デトックス効果
  • メタボ・ダイエット効果
    (新陳代謝アップ)

施術方法(専門研修を受けた温熱療法士が施術)

ミネラル鉱石で作られた温熱器を使用して、全身のツボに沿って温めていきます。そして、温熱器から出る遠赤外線作用により、身体の芯まで温めます。更に、保温ベッドからのマイナスイオンやラジウムを浴びることで血流を良くします。
サウナのような息苦しさはなく、暑いのが苦手な人でも大丈夫です。ドーム内温度は40~45℃前後ですので、身体に負担をかけず代謝を高めることができます。

カウンセリング

悩みをひとりで抱えていたり、気持ちの落ち込みや不安が強かったりすると、自分ではどうすることもできず、行き詰ってしまうことがあります。そんなとき、自分の思いをじっくりと時間をかけて話すことで、心の中を整理したり、解決への糸口を見つけたりすることができます。

カウンセリングでは、必要に応じて考え方や対処のしかたをご提案しながら、どのようにその悩みを解決していくか、どのようにその思いと付き合っていくかを考え、探していきます。

カウンセラーは伴走者となり、弱まっている判断力や決断力、行動力、自己肯定感などの回復または向上をはかり、患者様がご自身の力で変化し、立ち直るのをお手伝いするものです。この機会がきっかけになり、まだ気付いていない自分らしい生き方や価値観を見出し、充実した心豊かな日々が送れるようになることを願っています。

よくあるご相談内容

《話をじっくり聴いてほしい》

  • 誰にも言えない気持ちを吐き出したい
  • 心の中を整理したい
  • 抱えている生きづらさを何とかしたい
  • 自分の人生を振り返って整理したい
  • 過去にあった出来事について今も悩んでいる

《人間関係で悩んでいる》

  • もっと人と楽につき合えるようになりたい
  • 職場や家庭、地域の人間関係の悩みを解決するためのヒントがほしい

《病気の特性や症状について知り、治療に役立てたい》

  • 統合失調症
  • うつ
  • 双極性障害
  • 強迫性障害
  • 社会不安障害

《病気をくり返さないように、
自分の性格や考え方を見直したい》

  • 白黒をはっきりつけないと気が済まない
  • 物事をすぐに悪いほうに考えてしまう
  • ささいなことを気にして不安になりやすい
  • 特定の人に恐怖心を感じ、委縮している
  • 人に嫌われるのがこわくて思ったことを言えない
  • 失敗をすべて自分のせいのように感じてしまう
  • 気が済むまで完璧にやらないと安心できない

《その他のご相談》

  • できれば薬をあまり飲まないで治療したい
  • 休職からの職場復帰について相談したい
  • 心の病気を持つ家族へのかかわり方について相談したい

栄養療法外来検査

栄養学的血液・尿検査
国内検査
70項目以上の詳細な血液、尿検査を行い、分子生化学的な視点から検査データを詳細に分析し個々の健康状態を把握し、病態との相関性を検討し、症状の原因把握やさらに必要な検査の判断、治療の指標とします。
・栄養学的血液・尿検査
唾液コルチゾール検査
海外検査
唾液の採取だけで、副腎疲労の度合いを簡便に調べる検査です。副腎が疲労すると、様々な体調不良が続くようになります。
ストレスによる副腎機能低下の診断には、唾液中コルチゾールを測定するのが有用です。
遅発性アレルギー(IgG)検査
海外検査
数時間~数日経って初めて反応が起こる遅発性アレルギーは、アレルギー反応が出るまで数時間から数日かかるため原因を認識するのが容易ではありません。IgG抗体アレルギー検査を行うことで、問題となるアレルギーの食物の有無を調べることが可能です。(120種類の食物について検査可能です。)
腸内フローラ検査
海外検査
広範囲便分析検査は良性細菌、悪性細菌のバランスを知り、腸の炎症の有無や炎症の重症度を評価するのに有効です。
その結果により治療方針が変わるので、治療の仕方や治療の優先順位などを決めるためにも大切な検査です。
尿有機酸検査
(OAT Organic Acid Test)
海外検査
有機酸化合物は、全身的な様々な症状や疾患を引き起こし、それを悪化させます。 慢性疾患やアレルギー症状、精神神経障害のある殆どの方に、この検査により1種類以上の有機酸異常が認められています。有機酸検査は、少量の尿から検出される代謝副産物から、細胞の新陳代謝状態や栄養不足、体内毒性物質の蓄積などをチェックできる検査です。
尿中重金属排泄検査
毛髪ミネラル検査
海外検査
水銀、鉛、カドミウムなどの有害重金属は、日常生活のなかで食事や歯の治療、大気汚染、化粧品や制汗剤など皮膚を介して身体の中に入り蓄積されていきます。
まずは体内の毒素が何なのか、そのレベルを把握し、解毒していく治療が必要になります。
・毛髪(根元)を採取し、過去3~4か月にどれだけ有害重金属が体内に蓄積されたのかを調べます。
・解毒剤(DMSA、体重により分量が変わります。)を内服しその後6時間尿を溜め、その一部を検査に出します。
オリゴスキャン検査
院内検査
重金属毛髪ミネラル検査や尿検査では測定できない、組織内のミネラルを測定することができます。有害金属の細胞内蓄積レベルや必須ミネラルの過不足を把握できます。
毛髪検査や尿検査では、主に身体の有害金属排泄能力(デトックス能力)を検査しています。
自律神経検査
院内検査
自律神経系は、ストレスが過剰な時や蓄積したときに、まず最初に反応し、身体症状として危険信号を発するので、健康障害の悪化を未然に防ぐために、自律神経の異常を検査することはとても重要なことです。
CarPodによる自律神経検査
VitD検査
国内検査
ビタミンD不足は多くの人に見られる疾患や深刻な症状を引き起こす危険性と関わっており、ガン、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症に関与しています。
ビタミンD不足がないかを調べる検査です。
GPL-TOX検査
(有害有機化学物質暴露検査)

海外検査
毒素に暴露した可能性のある方や慢性疾患(又は発達障害の症状)で悩まれている方へお勧めするスクリーニング検査です。165の異なる有害化学物質が検査できます。発達障害や慢性疾患の原因となる環境毒素への暴露を尿で測定できる検査です。
SIBO呼気検査
海外検査
通常は、小腸には回腸を中心に少量の好気性&嫌気性の常在細菌しか存在していない状態ですが、腸内環境のバランスが崩れることで様々な症状が起こります。
食後120分以内に呼気のガス濃度を「SIBO呼気試験」で調べます。
尿中マイコトキシン検査
海外検査
慢性疾患の原因が、カビ・真菌の毒素が原因のことがあります。
マイコトキシン(カビ毒素)の暴露量や菌毒素の種類を、尿で簡単に調べることができます。
葉酸レセプター抗体検査
海外検査
この抗体が存在すると、葉酸が必要な組織へ葉酸が十分に運ばれなくなり、身体内での葉酸の働きや代謝が阻害され様々な障害がもたらされます。葉酸レセプターの活性と相互作用“ブロッキング(遮断)、又は、バインディング(結合)”をする抗体を測定する検査です。