この外来は完全予約制で、自費の診療です。
お電話にてお問い合わせの上、ご予約をお願いします。
相談、セカンドオピニオンのみでも結構です。
ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
など、どうにか改善したいと考えておられる方へ当外来をお勧めします。
■メタボリック症候群とは
●メタボリック症候群の
一番の根本問題とは?
内臓脂肪が過剰に増え、糖代謝異常(糖尿病への進行)が比較的早期から発症してくることです。
高血糖が持続すると、全身の血管や組織で慢性の炎症を引き起こします。
その結果、動脈硬化による様々な循環器疾患のみならず、膠原病などの免疫疾患、アルツハイマー病などの神経疾患、細胞遺伝変異による癌の発症への関与などもきたします。
糖代謝異常は、まさしく万病の元です。
●内臓脂肪の問題点とは?
内臓脂肪は通常は脂肪のつかない腸間膜についてしまった脂肪で、腸間膜に付着した内臓脂肪から大量の遊離脂肪酸が放出され、門脈という血管を通って肝臓へ流れこみます。
この遊離脂肪酸の一部は、肝臓で中性脂肪やコレステロ-になり、血液中に流れ出るのです。
内臓の脂肪細胞には、エネルギ-を蓄えるだけでなく、糖尿病や動脈硬化を予防するアディポネクチンを出す働きがありますが、内臓脂肪が増えすぎると、アディポネクチンの分泌が少なくなり、また血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなり、高血圧を進める別のホルモン様物質も多く分泌されるようになります。
■症状・メタボリック症候群診断基準
おへその高さの腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合、この条件に下の3つの症状のうち2つ以上該当した場合、メタボリック症候群と診断されます。
(日本肥満学会、日本糖尿病学会、日本動脈硬化学会など8学会が合同で公表した「メタボリック症候群の診断基準」より)
■治療方針・治療内容
当外来では、栄養士による親身な栄養コンサルタント(30分~60分)を定期的に行うことで、健康な食生活を一緒に考え、健康改善のサポートを行います。
おしつけの食事指導や、型にはまった指導の仕方ではなかなか改善することが難しいです。
一人一人の個性を尊重し、体質や年齢、生活環境(習慣)などに配慮し、無理なく食事療法が継続できるように、食事のとり方や食事内容のアドバイスを行うことを心掛けています。
さらに、食材や栄養の知識を学び、食事が健康にどう直結しているかを知ってもらい、食の大切さに興味や関心を深めてもらうことで、健康を考える場になり、食事療法へのモチベーションを高められるよう配慮しています。
生活習慣の影響が強いので、自分一人だけでは挫折しがちですが、良き伴走者と相談しながらの治療は長続きし成果を発揮します。一緒に、健康を取り戻す過程を楽しみ、喜びを分かち合いましょう。
●運動療法の基本
激しい運動よりも、少し汗ばむくらいの速歩きぐらいの有酸素運動を1日30分以上、週3回以上行いましょう。
ウオーキングならば1日3km、1万歩、水泳30分(自分のペースで。)可能であれば、脂肪燃焼を促進するため、筋トレを有酸素運動の合間に上手に取り入れることが、運動療法の効果を上げるコツです。
●ストレスを蓄積させない
心身のストレスも、交感神経亢進にて血糖値を上げ、血行不良をきたし、副腎ホルモン、甲状腺ホルモン、インスリンなどの分泌異常をきたし代謝を低下させ、肥満の原因になります。
●メタボリック症候群になると、降圧剤、血糖降下剤、抗高脂血症剤、高尿酸剤などいずれかの薬を飲み続ける方が多いのではないでしょうか。
根本的な治療を、きちんとすればそれらの薬も不要になります。
■診察・栄養コンサルト料
(30分~60分)のみ 50分:5,500円 30分:4,000円
(※15分超過ごとに1,500円追加)
心と身体の不調、症状の改善 / 自律神経検査