過敏性腸症候群 (IBS)

HOME > 心療内科・内科 > 過敏性腸症候群 (IBS)

過敏性腸症候群
(IBS)とは?

過敏性腸症候群とは、便秘や下痢などの便通異常を伴う腹部不快感や腹痛が慢性的に何度も現れる病気です。

通常の腹痛などとは異なり、大事な会議や試験前などによるストレスが原因で起こる症状です。慢性の腸炎が、もともと存在しておりストレスの負荷で症状が顕在化することも多いことが分かってきています。

主な症状について

便秘と下痢を交互に繰り返すのが、過敏性腸症候群の特徴としてみられます。病気の原因として、精神的な問題(会社や学校にいくなどの義務を果たすことがつらくなっているなど)を抱えている場合が多くみられます。
症状を抑えることも重要ですが、それらのストレスの原因の解決をはかることが大切です。 もともとストレスが胃腸症状に出やすい体質の方(子供のころから腸内環境が良くない方など)や過剰なストレスに長期に曝されている方などが、自律神経失調状態を発症したり、腸内環境がさらに悪化し腸炎が顕在化することで、これらの症状に慢性的に悩まされるようになることが多いようです。

社会生活に支障も・・

通勤途中の電車の中や職場での仕事中にトイレに駆け込みたくなるなど、社会生活に支障をきたすようになり受診することが多く、また、周囲の人に症状を説明しにくかったり、理解してもらえないことで一人悩んでいる事が殆どです。

当院での治療方法

過敏性腸症候群の症状を抑えるための専用の薬や漢方薬を内服し症状を軽減しながら、行動療法(苦手な状況になれていただく訓練や練習のようなもの)を用いて、職場環境や生活環境の調整などを行いつつ、次第にストレスへ適応し状況に慣れていただく治療を行います。

同時に、自律神経失調状態を改善するリラクゼーション治療や腸内環境(良性菌回復)の治療を行う治療も取り入れています。