パニック障害

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パニック障害とは?

パニック障害とは、場所と時間を選ばずに突然パニック発作を伴って起きる、 「死ぬのではないか」という恐怖状態です。
体に悪いところや特定の原因がないにもかかわらず、このような状態になってしまう病気です。100人に1人はパニック発作にかかったことがあると言われており、珍しい病気ではありません。

主な症状について

激しい動悸、息苦しさ、めまい、気が遠のく感じ、ふるえ、脱力感、冷や汗などの症状が、前兆やこれといった原因なしに突然に生じ、何度も繰り返される病気です。
そのため「死んでしまうのではないか」との強い不安、恐怖感に襲われ救急搬送される事も稀ではありません。

病院で検査を受けても身体には異常がないため、精神的な問題と言われどうしてよいのか困惑してしまうことが多く、症状が繰り返されるうちに、発作が再発する不安から外出困難になり、うつ状態を合併することも少なくありません。

原因について

明らかな原因は不明ですが、緊張や不安の持続する精神的ストレスや過労などが誘引になり、自律神経系が過剰反応することにより生じると考えられています。

当院での治療方法

当院では、主にSSRIという心のバランスを調整する薬や、認知行動療法などのカウンセリングで治療を行います。
薬の量や種類は患者様の状態に合わせて適切に調整していきます。
治薬物療法や認知行動療法などを組み合わせ適切な治療をすれば治療可能な病気ですが、放置して、不適切な治療などで長期化すると治療に時間を要することもあります。

*「パニック発作がまた起こってしまうのではないか」という不安がしっかり無くなるまで薬を継続する事が大事です。

パニック障害の症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら改善していきます。
それに、一喜一憂しないように心掛けてください。
しっかりと薬を飲んで症状を抑え、ストレスとしっかり向き合うことが大切です。
また、症状が治ったと思い、患者様の判断で薬を飲むことを止めてしまったために、ふたたび症状が悪化してしまうことが良くあります。
飲む薬の量は患者様の状態を見極めた上で調整しています。飲む量や回数はお守り下さい。