東京都中央区八丁堀、日本橋の心療内科・精神科。八丁堀駅徒歩3分のメンタルクリニックです。
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社交不安障害
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社交不安障害
社交不安障害
(社会不安障害)とは?
社交不安障害(Social Anxiety Disorder:SAD)
は、人前で話す、注目を浴びる、評価されるといった社会的な場面において、強い不安や恐怖を感じる精神疾患です。単なる「恥ずかしがり屋」や「内向的な性格」とは異なり、不安の程度が強く、日常生活や仕事、学業、人間関係に大きな支障をきたすことが特徴です。
多くの方が「性格の問題」「気の持ちよう」と誤解し、長年我慢を続けてしまいますが、社交不安障害は医学的に診断・治療が可能な疾患です。適切な治療を受けることで、不安を軽減し、自分らしい生活を取り戻すことができます。
社交不安障害の主な症状
社交不安障害では、以下のような症状がみられます。
●
心理的症状
✅
人前で話すことへの強い恐怖人前で話すことへの強い恐怖
✅
他人から否定的に評価されるのではないかという過剰な不安
✅
失敗や恥をかくことへの恐怖
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注目される場面を強く避けたい気持ち
✅
不安場面を事前に何度も考えてしまう(予期不安)
●
身体症状
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動悸、息苦しさ
✅
手や声の震え
✅
発汗(特に手汗・脇汗)
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顔の赤面
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吐き気、腹部不快感
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めまい、頭が真っ白になる感じ
●
行動面の特徴
✅
会議や発表、電話対応を避ける
✅
人と目を合わせられない
✅
外食や公共の場を避ける
✅
不安を隠すために過度に準備や練習をする
✅
アルコールに頼って場をしのぐ
これらの症状が6か月以上続き、生活に支障をきたしている場合、社交不安障害が疑われます。
社交不安障害の有病率と発症時期
社交不安障害は決して珍しい病気ではありません。生涯有病率は約10%前後とされ、不安障害の中でも比較的頻度の高い疾患です。
多くは
思春期から青年期に発症
し、初期には「人見知り」「緊張しやすい性格」として見過ごされやすい傾向があります。適切な治療を受けずに放置すると、症状が慢性化し、うつ病やアルコール依存症などを合併するリスクも高まります。
社交不安障害の原因
社交不安障害は、単一の原因ではなく、複数の要因が関与して発症すると考えられています。
生物学的要因
●
脳内神経伝達物質(セロトニン、ドーパミンなど)の機能異常
●
不安を感じやすい脳の反応特性
●
遺伝的要因(家族内発症の傾向)
心理的要因
●
過去の失敗体験や恥ずかしい経験
●
他者評価を過度に重視する認知のクセ
●
完璧主義や自己肯定感の低さ
環境要因
●
厳しい養育環境
●
いじめや対人トラブル
●
社会的プレッシャーの強い環境
これらが複雑に絡み合い、社交場面への強い恐怖や回避行動が形成されます。
他の疾患との違い
パニック障害との違い
パニック障害では、突然の強い発作が特徴ですが、社交不安障害では「人前」「評価される場面」に限定して不安が強まる点が異なります。
うつ病との違い
うつ病では気分の落ち込みや意欲低下が持続的にみられますが、社交不安障害では特定の社交場面で不安が中心となります。ただし、両者は併存することも少なくありません。
自閉スペクトラム症との違い
自閉スペクトラム症では社会的理解の特性が背景にありますが、社交不安障害では「できるが怖い」「評価が怖い」という点が中心です。
社交不安障害の治療方法
社交不安障害の治療は、
薬物療法と心理療法を組み合わせて行うことが効果的
とされています。
【薬物療法】
●
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
不安症状の軽減に有効で、第一選択薬として用いられます。
●
SNRI
症状に応じて使用されます。
●
抗不安薬
一時的な不安軽減に使用されることがありますが、慎重な管理が必要です。
【心理療法】
●
認知行動療法(CBT)
不安を強める考え方のクセを修正し、段階的に社交場面に慣れていく治療法です。
●
曝露療法
安全な環境で少しずつ不安場面に向き合います。
●
支持的カウンセリング
不安や悩みを言語化し、安心感を高めます。
当院では、患者さま一人ひとりの状態やご希望に合わせて、無理のない治療計画を立てています。
治療によって期待できる変化
適切な治療を続けることで、
●
不安の強さが軽減する
●
社交場面を避けずに行動できるようになる
●
自己評価が改善する
●
仕事や人間関係の幅が広がる
といった変化が期待できます。完全に不安がゼロになることを目指すのではなく、「不安があっても行動できる状態」を目標とすることが大切です。
受診を迷われている方へ
「こんなことで受診していいのだろうか」
「性格の問題だと思われないだろうか」
そのように悩まれる方は少なくありません。
しかし、社交不安障害は
治療によって改善が見込める疾患
です。早めにご相談いただくことで、回復までの道のりが短くなることも多くあります。
当院では、心と体の両面から丁寧にお話を伺い、安心して治療を受けていただける環境づくりを大切にしています。どうぞ一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
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