貧乏ゆすりのすすめ
『幸せホルモン』とも呼ばれるセロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンと並ぶ、私たちの身体で重要な役割をする3大神経物質の1つです。セロトニンが不足すると心身のバランスが崩れたり、うつ病を発症する原因にもなるといわれています。
とても大切なセロトニンですが、増やす方法があります。セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンという物質から作られるので、トリプトファンが豊富に含まれる食品を摂ることで、セロトニンを増やすことができます。トリプトファンが含まれる食品は大豆・豆製品、乳製品などで、例えば、納豆、豆腐、チーズ、ヨーグルトなどがあります。また、トリプトファンからセロトニンを合成するときにビタミンB6が必要となるので、ビタミンB6が多く含まれる食品、玄米、牛肉、豚肉、マグロやカツオの赤身などを合わせて摂ると効果的です。
セロトニンを増やす方法は、他にリズム運動があります。規則的なリズムを繰り返す運動をすると、セロトニンの分泌が増えるといわれています。そこでお勧めしたいのが、貧乏ゆすりです。足を小刻みに揺らし続ける貧乏ゆすりは、リズム運動と同じ効果があるといわれています。また、イライラした時に貧乏ゆすりをすると、少し気持ちが落ち着いた経験はありませんか? 貧乏ゆすりにはイライラを鎮める効果があるといわれているので、ストレス解消にも役立つかもしれません。ちょっと見た目は良い印象は与えませんが、ぜひ貧乏ゆすりを試してみてください。
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