温熱療法の効果 がん治療&免疫力アップ&デトックス
全身温熱のためのドームと局所温熱のため温熱器具を用いて、全身または局所の体温を上昇させ、がん細胞のみを消滅させる治療です。
温熱機器からは、遠赤外線、ラジウム、マイナスイオンが出ており、身体の深部まで熱を届けることが可能です。
●体温上昇による癌細胞への作用
がん組織は41.5℃~44℃程度の温度で死滅するといわれています。
がん細胞は、被膜でカプセル化された中に毛細血管が張り巡らされた構造になっており、蓄熱しやすく熱の放出ができにくいのです。そのため、正常細胞にダメージを与えない高温で体を温めると、がん組織だけが一気に熱が上がりがん細胞は死滅します。
正常な細胞は熱を放散できるため死滅することなく、逆に免疫細胞の働きは促進され、血流が良くなり酸素の循環もよくなるので、がん細胞を攻撃しやすい環境を作ります。
また、体調改善の根源になる自律神経、ホルモンバランスなどを調整するためにも、体温は極めて重要なファクターです。
●温熱療法によるヒートショックプロテイン(HSP)作用
体温が高温になるとヒートショックプロテイン(HSP)が発動され、身体修復メカニズムが働き、体内の異常な細胞をアポトーシス(自滅死)に導きます。
また、温熱による汗は汗腺でなく皮脂腺から出る物で、長年蓄積された有害物質や老廃物を排出してくれます。
適度な量のラジウムは、ホルミシス効果により正常な細胞を活発化させ免疫力をあげる効果もあります。
●温熱療法の全身温熱と局所温熱による効果
全身温熱と、局所温熱の両方を行うメリットは、全身温熱により、温まった体の中でも、特に病的支障がある部位を、局所温熱機器で遠赤外線を加えることで、深部の分子が共鳴することにより、集中的に注熱することが可能になります。
この2つのアプローチが、当温熱療法の生化学的なコンセプトです。
※ヒートショックプロテイン(HSP)は下記を参照ください。
『バンダナ先生-伊藤要子のブログNo.20211210たった1℃の差が生・死を決める』
HSP研究者 伊藤要子のホームページ https://www.youko-itoh-hsp.com/
ミチワクリニック
院長 佐久間一穂
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