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慢性カンジダ腸炎による精神症状&身体症状について!!

 

海外のバイオロジカル検査をすることにより、腸内環境が著しく悪化するとカンジダ菌というカビ(酵母菌)が腸内に増殖することがわかります。カンジダ菌は、常在菌で日和見菌といって健康な人の腸にも共生しており、良性菌と悪性菌のバランスが良い状態では問題は起こしません。しかし、悪性菌が優位な状態になると急激に増殖しだして以下のような様々な症状を招き、しかも一旦繁殖拡大するとなかなか勢力を弱めるのが難しいため厄介な存在です。

 

●カンジダ菌が過剰に増えることによる症状や疾患とは?

【全身症状】
・甘い物が異常に欲しくなる ・低血糖症        ・慢性頭痛

・強い倦怠感(慢性疲労)  ・筋肉や関節の痛み    ・神経炎

・アレルギー症状     ・皮膚炎(アトピーなど) ・化学物質過敏症

・集中力の低下             ・記憶障害              ・震え

 

※アトピーなどの皮膚疾患の原因にも

増殖したカンジダ菌が出す毒素(アンモニア等)は、腸から体内へ吸収されてしまうため、吸収された毒素の解毒のため、肝臓がフル稼働し始めます。

肝臓が処理しきれなかった毒素は、血液で全身を巡る事になります。

身体は毒素を体外へ排泄するために、通常排泄するために使われない皮膚や子宮などから毒素を出そうとします。その為、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患にも、カンジダ菌はかかわっています。

 【胃腸の問題】
・食欲不振   ・慢性的な便秘や下痢  ・消化不良

・腸炎       ・腹痛                ・吐き気

・リーキーガットシンドローム(LGS) ・食物アレルギー

 【中枢神経系の問題】
・不眠症         ・情緒不安定   ・抑鬱症状 

・集中力の低下   ・学習障害     ・多動 

・唇と足のうずき ・多発性硬化症 ・重症筋無力症

 

※カンジダ菌が原因となるうつ症状

カンジダ菌の異常繁殖による症状に、強い倦怠感(慢性疲労)・不眠症・情緒不安定・抑鬱症状・感情不安定など自律神経失調症やうつ病といった精神疾患と同じようなものがあります。その為、カンジダ菌の異常繁殖によってこれらのような症状をお持ちの方が医師の診察を受けると、「自律神経失調症」「うつ病」といった精神的疾患の診断を受け「抗うつ剤」を処方させることになります。ですがこれらの症状の原因はカンジダ菌の異常繁殖による毒素の影響ですので、抗うつ剤を飲んでも症状は改善しません。

それどころか、抗うつ剤を飲む事によって、正常だった脳内のセロトニン等の分泌が低下し、本当のうつ病になってしまうことにもつながります。

 

【頭部や頚部の問題】
・めまい  ・耳鳴り  ・頭痛  ・聴覚障害

・皮膚炎  ・無感覚  ・記憶障害

・慢性的な肩こり、腰痛

 

※カンジダ菌は、腸内で炭水化物を発酵させたり、たんぱく質を腐敗させます。食べ物が発酵や腐敗してしまうと、腸内でガスを発生させ腸を膨らませます。結果として、食後お腹が張るという症状や、もたれるという症状を引き起こします。

また、ふくらまされた腸は、胃や肝臓・横隔膜といった内臓を上に押し上げたり、腰に対して内側から圧力をかけます。このような状態が、慢性的な肩こりや腰痛の原因になってる事も多いです。こんな時は肩や腰をもんだり、首や骨盤を矯正しても、肩こりや腰痛は改善する事はありません。

 

【その他】
・PMS等のホルモン異常 

・副鼻腔炎 

・膀胱炎 ・前立腺炎 ・腎炎

 

※生理痛や不妊等の婦人科疾患の原因にもなるカンジダ菌

カンジダ菌は、ホルモンのレセプター(細胞にあるホルモンがくっつく場所)に結合する事があります。カンジダ菌が結合する事によって、身体は本来その細胞にくっつくはずだったホルモンがあると勘違いをしてしまいます。その結果、身体は体内に十分なホルモンが無いにもかかわらずホルモンがあるかのように働こうとしますが、実際はそのホルモンが無いため正常な働きができません。

そのようにして、ホルモンのバランスに異常がおきて現れる症状が、生理痛・月経不順・不妊・甲状腺機能低下などです。

このようなカンジダ菌が原因のホルモン異常の時、ホルモン療法を受けると本当にホルモンを作り出す能力が低下してしまいます。

またカンジダ菌が子宮や卵管で異常繁殖し、カンジダの菌糸が子宮内膜や卵管の内膜を傷つけることによって、不妊症の原因にもなります。

※難治で繰り返す膀胱炎様症状もカンジダ菌が招く

抗生物質の効果があまりない膀胱炎や腎炎などの症状をお持ちで、上記のリストに心当たりがある方は、カンジダ菌が異常繁殖している可能性を考えた方が良いです。

その場合、症状の改善のために抗生物質をのむ事は腸内環境をさらに悪化させる原因となり、症状をさらに悪くしてしまうため気をつけた方が良いでしょう。

このようにカンジダ菌の悪影響は多岐にわたり、さまざまな症状の直接的・間接的な原因になっていることも少なくありません。

 

●カンジダ菌が異常繁殖してしまう原因とは?

カンジダ菌が異常繁殖する原因としては、以下のようなものがあります。

*抗生物質の乱用

*ステロイド薬の使用

*甘い物の摂りすぎ

*アルコールの摂りすぎ

*無理な食事制限によるダイエットを繰り返している

*避妊薬(ピル)の使用

*重金属の蓄積   など

 

●カンジダ菌による症状を改善するには?

体内のカンジダ菌による症状を改善するには、まずカンジダ菌が身体のどこで異常繁殖してしまっているのかを正確に調べ、その場所に応じたカンジダ菌を除去するための方法を用いなければなりません。

基本的には、腸内環境の改善をはかるために、食生活を見直し、ストレスを減らす、良性菌(プロバイオ)の摂取、良性菌を増やす物質(プレバイオ)の摂取、悪性菌が好む糖類、炭水化物を制限するなどです。

しかし、カンジダ菌の繁殖が著しい時はカンジダ菌の除菌サプリメントが必要になることも少なくありません。

 

まとめ

日本の医療機関では、慢性カンジダ腸炎が様々な症状を呈することを、あまり知られてないのが現状です。そのために慢性カンジダ腸炎の患者さんは、原因不明として扱われているケースが多く、長期に症状に悩んでいる方が少なくありません。

ストレスや食生活の変化で、腸内環境が悪化し、慢性カンジダ腸炎を合併している方が増えています。上記のようなことが当てはまる方は、自己流で改善することが難しいことが多いため、検査や治療も可能ですので一度ご相談ください。

 

院長 佐久間一穂