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自律神経検査により心身のストレス度をチェックしませんか!

 

★自律神経検査により心身のストレス度をチェック

自律神経系、脳(中枢神経系)、内分泌系(ホルモン)、免疫系が連携して、常に体内環境が安定した状態を保てるように調節しています(恒常性維持:ホメオスタシス)。 

そのため、私たちは様々な状況下にあっても、簡単には病気にならずに生きていけま

す。自律神経系は、その中心的な役割りを荷っています。

そのためストレスが過剰な時や蓄積したときに、最初に自律神経が反応し、身体症状として危険信号を発するので、健康障害の悪化を未然に防ぐために、自律神経の異常を検査することはとても重要なことです。

*自律神経について

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つ神経系からなります。交感神経は、覚醒して活動している時に活性化され、全身に刺激を送って、様々な状況に即座に反応して行動できるように働きかけます(身体に適度の緊張状態を維持し、危険に際し緊張亢進させる)。

副交感神経は、安静時や睡眠時に活性化され、全身に刺激を送って、身体を休息させるように働きかけます(身体の緊張をほどいて、疲労回復させる)。

この2つの神経により、身体が活動しやすくし、また適度に緊張緩和し、ストレスを蓄積させないで、日々安定して活動できるように、全身状態のバランスを取っています。

 

★自律神経検査の方法、結果

小型(ポケットサイズ)の心電図の受診レコーダー装置を携帯、胸骨部に発信機を装着して頂き、24時間心電図を記録し、それを解析センターに送り自律神経機能を分析します。装着、取り外しは数分で済みます。また、測定機器は小さいので、普通に生活しても不便はありません、ただ激しい運動と入浴は控えて頂きます。結果が出るのに3-7日程度要します。

簡易自律神経検査(数秒で結果がでる検査)は、測定した瞬間の状態を観察しているだけですが、24時間の自律神経の動きを検査することで、計測した日のみならず、一定期間継続している自律神経の異常の有無を把握できます。具体的には、自律神経の交感神経と副交感神経の24時間の波形がグラフ化され、自律神経機能の異常の有無がわかります。交感神経と副交感神経の一方か、両者に問題にあるのかがわかるので、病気の事だけでなく、生活上の問題点(仕事などのストレス度や睡眠の質など)が推測でき、生活上の改善点や治療にも役立ちます。

 

★ストレスを軽減し自律神経を整え健康になるコツ!

1)日々規則的な生活をし、仕事と休みのメリハリをつけ、翌日または翌週に、疲労を 

 持ちこさない生活スタイルを作るように工夫しましょう。

2)睡眠時間は、最低7時間以上とる。午前0時前には就寝しましょう。

 毎日7時間確保出来なくても、週のなかばや早く仕事を終えられた日に、睡眠時間

 確保し疲労回復する、又は会社で短時間でも昼寝を取り入れると良いです。

3)運動を定期的に行い、汗を流す。有酸素運動をメインに、筋トレも適宜必要です。

 筋肉が少ないと体温が下がり代謝が悪くなり疲労しやすくなります。

 また、座り仕事が多い方は、体のこわばりが疲労や身体痛の原因になるため入念なス

 トレッチを行うと血行が良くなりストレス解消になります。

 運動は、血行を改善、体温が上昇し、新陳代謝を高め、自律神経機能も改善し、

 睡眠の質も改善、脂質代謝をアップし肥満予防にもなります。

4)食生活を見直しましょう。(身体は食物から作られている)

 ゆっくり良く噛んで食べる・・食物を噛み砕くことで、唾液の分泌が良くなり消化吸

 収を良くする、脳を刺激することになり思考や感情に良い影響を与えます。

 満腹にならないよう食事し、腹八分目の食事が体調や脳の働きには効果的です。

 ジャンクフードや砂糖菓子、炭水化物を取り過ぎない。悪い脂肪は、身体を酸化させ

 病気や老化のもと、砂糖は血液をドロドロにし血液の流れを阻害して免疫力を低下さ

 せ病気になりやすくなります。

 野菜サラダや煮野菜、海藻類、果物を意識して摂取する機会を増やすと、消化酵素、 

 抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、繊維、良質のタンパク質がバランス良く摂取で

 き、血液・腸・全身の細胞をクリーニングし解毒、免疫力アップに繋がります。

 DHA、EPA、亜麻仁油、シソ油などオメガ3系不飽和必須脂肪酸を、意識して摂取し 

 ましょう・・脳の神経細胞の働きを高める、身体の炎症を抑える、血流を改善、動脈 

 硬化を改善させるなど、非常に重要です。生理不順・困難症や月経前症候群などの改

 善にも効果あり(女性ホルモンのバランス改善作用)。

 ※悪い油(マーガリン、ショートニングなど)や酸化した揚げ物(惣菜、ジャンクフ

  ード系)をなるべく摂取しない。

5)メンタルを整えましょう。

 自分なりの心のリラクゼーション法を身につける(音楽、アロマ、瞑想、ヨガ、読

 書、森林浴など・・)

 マイナス思考や抑うつ的考え方に陥らないように、建設的、前向きに思考するクセを

 つける。興味関心が高いことを深めたり、自分の才能を発掘、発展させることに心を

 集中させてみましょう。

 笑いを増やすことも大切です。(作り笑いでも免疫力は向上し、気持ちをリラックス

 させるセロトニンの分泌を良くします。)

 親しい友人とコミュニケーションを楽しみましょう。(楽しい会話をする、愚痴、他 

 者の悪口は控えめに)

 自然の中で過ごす時間を増やしてみましょう。森林浴や日光浴などは、精神をリラッ

 クスさせる効果があり、自律神経のバランスを整えストレス緩和作用があります。

 

 まとめ

 日々、ストレスが重なっており、なんとなく体調が不調で疲れがとれないといった状

 態にある方は、ストレスで自律神経に異常をきたしていないか、自律神経をチェック

 することをお勧めします。

 バランスが崩れている場合には、日々を健康に喜びをもって生活できるように、

 上記のようなライフスタイルや心のあり方の見直しや、自分なりのストレス解消法を

 見いだす良い機会にして頂ければと思います。

 

  👉自律神経検査のホームページ

 

  ミチワクリニック

  院長 佐久間一穂

 

 

 

 

 

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