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私って、HSP?

最近、HSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)という言葉をTVやインターネットなどで、見たり聞いたりするようになりました。HSPは音や臭いに極端に反応したり、他者の感情を自分のことのように感じたりする、繊細で感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。HSPは病気や診断名を表す医学用語ではなく、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロンが提唱した心理学の概念です。HSPには4つの特徴があります。

 

 1 深い情報処理をする:

   結論がすぐ出るようなことでもあれこれ考えをめぐらせてしまう

 2 過剰に刺激を受けやすい:

   例えば日常の生活音などの刺激に強く反応し、疲れやすい

 3 感情の反応が強く、共感力が高い:

   他者との心の境界線が薄く、他者の感情の影響を受けやすい

 4 些細な刺激に反応する:

   他の人が気づかないような些細な刺激にすぐ気づく

 

HSPの人は、感覚的な刺激に対して無意識に対応する脳の偏桃体の機能が過剰に働いてしまうため、刺激に強く反応し不安や恐怖を感じやすいと言われます。また、他者の気持ちを察知して行動しやすいので、対人関係でストレスをためてしまうこともあります。もし、「大きな音や光が苦手」「些細なことでも考え過ぎてしまう」「急な予定変更に弱い」などの悩みがあったら、HSPの傾向があるかもしれません。

 

HSPは生まれ持った特性ですので治療の対象にはなりませんが、自分の行動や環境を変えてみると、悩みが軽減されることもあるでしょう。例えば、光や音の刺激は、眼鏡をかけたり、見え過ぎないように眼鏡やコンタクトレンズの度を下げる、イヤホンや耳栓を利用することで、刺激が軽減します。臭いの刺激には、マスクをしたり、好きな香りのするものを持ち歩いて時々香りをかぐなどです。また、負担を感じる人とは距離をとり、自分が無理をせずに付き合える人間関係を大切にしましょう。自分の繊細な感性を大事にし、特徴に合わせた対処法を取ってみるといいでしょう。

 

 

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